テクニカルルーティン(TR)で3位だった日本(乾、三井、中村、箱山、吉田、中牧、丸茂、小俣)が95・4333点を出し、TRとの合計点を189・2056点とし、ロシア、中国に次ぐ銅メダルを獲得した。チームの五輪メダルは04年アテネの銀以来3大会ぶりで、08年北京以来2大会ぶりの銅を獲得したデュエットに続いた。

 ◆井村雅代監督

 「目指してきた結果が出せた。力は出してくれた。最後までエネルギーのかかる子たちだった。精神的に強くなって、アスリートになった」。

 ◆乾友紀子

 「涙が止まらなかった。力を出し切れた。これまでたくさんの山があって、想像以上にしんどい道のりだったが、すべて今日につながった」。

 ◆三井梨紗子

 「夢みたい。チームでもメダルを取らないと日本に帰れないと思っていたので、ほっとしている。長いような、あっという間だったような、不思議な4年間だった」。

 ◆中村麻衣

 「本当にこの五輪のために4年間、シンクロ人生を懸けてきた。悔いのないように思い切り泳いだ。メダルを手にした時は言葉にならないぐらいうれしかった」。

 ◆吉田胡桃

 「つらいことばかりで楽しいことなんてほとんどなかった。いろんなものを犠牲にしてきたが、井村先生についてきてよかった」。

 ◆中牧佳南

 「後のことを考えずに思い切り泳いだ。メダルは思ったよりすごく重い。しんどいことばかりだったけど、最後にうれしい思いをさせていただいた。やってきて良かった」。

 ◆小俣夏乃

 「攻めて、攻めて、審判にアピールしようと思って泳いだ。初めての五輪で緊張して、最初は何が何だか分からなかった。次は引っ張れるように頑張りたい」。

 ◆箱山愛香

 「思いっきり、今までやってきたことを全部出しきろうと思って泳いだ。(メダルが)本当に欲しかったからうれしい。夢みたいだけど、夢じゃない」。

 ◆丸茂圭衣

 「目標としていた五輪のメダルが取れてうれしい。自分1人では何もできず、チームのみんな、コーチに引っ張ってもらって取ることができたメダルなので、感謝でいっぱい。つらい練習を全部やってきて良かった」。