【宇都宮ブレックス〈43〉】村岸航選手のオフ練を直撃! ロングインタビュー〈上〉

7月1日、2024-25シーズンの開幕戦および前半戦の対戦カードが発表されました。宇都宮ブレックスのスタッフ、選手たちも新しいシーズンに向けてすでに始動しています。練習生からプロ契約を勝ち取った村岸航選手は、プロとしての2シーズン目を迎えるにあたり、どんなオフを過ごしているのでしょうか。インタビューを2回にわたってお送りします。(取材は6月26日に行いました)

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【次回予定〈44〉村岸航選手のオフ練を直撃! ロングインタビュー〈下〉】

シューティングマシンをセットする村岸選手

シューティングマシンをセットする村岸選手

「彼も同じタイミングでいわきにいたようです」

ーワークアウトはいつごろから再開されたのですか

シューティングでしたら、(5月13日に)シーズンが終わって2週間後から始めました。バスケットはおもにここでやって、ウエイトトレーニングはジムの方でやっています。

―クォーターファイナルでシーズンが終わってしまった時の気持ちを教えてください

優勝を目指してやってきたなかで、思わぬところで敗退してしまった悔しさがありました。チームとしての悔しさはもちろん、自分が試合にからんでいけなかったふがいなさ、情けなさを感じていました。(CSでは3試合とも出場なし)

―まさかあそこで負けるとは思っていなかった

優勝できる、というような結果をレギュラーシーズンで積み上げてきましたし、そこに対する自信はありました。決して驕っていたわけではなく、侮っていたわけでもないのですが。

―チームの雰囲気はどうでしたか

ここで敗退してしまったかという、驚きみたいなものもあったんじゃないかなと思います。

―翌日からオフに入って、2週間ほどはボールにも触らずにいたのですか

いえ、ボールはちょくちょく触ってはいました。気持ちを入れて来シーズンに向けてやっていこうとシューティングを始めたのが2週間後です。ウエイトトレーニングは継続してやっていました。

―ボールを触っていたというのは具体的にどういうことですか?

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1988年入社。プロ野球を中心に取材し、東京時代の日本ハム、最後の横浜大洋(現DeNA)、長嶋巨人を担当。今年4月、20年ぶりに現場記者に戻り、野球に限らず幅広く取材中。