【宇都宮ブレックス〈45〉】Bon courage! 比江島慎選手へのエール〈上〉

パリ五輪男子バスケットボールで、日本がドイツと対戦する1次リーグ初戦(日本時間7月27日、20時30分ティップオフ)まで10日を切りました。比江島慎選手にとって、日本代表としての「集大成」の大会がいよいよ始まります。比江島選手への期待とエールを関係者の方々に語っていただきました。1回目は洛南高校時代の恩師、吉田裕司先生(66=同校バスケットボール部ヘッドコーチ)です。また、7月5日の韓国との強化試合後に行われた囲み取材での比江島選手の一問一答もあわせてお伝えします。

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【次回予定〈46〉Bon courage! 比江島慎選手へのエール〈下〉】

男子日本代表1次リーグ試合日程(日本時間)


日付相手試合開始時間テレビ放送予定
7月27日ドイツ20時30分NHK総合と教育で生放送
7月30日フランス24時15分NHK総合
8月2日ブラジル18時フジテレビ系列で生放送
7月7日 国際強化試合 日本対韓国 第2Q、笑顔を見せる比江島選手(撮影・河田真司) 

7月7日 国際強化試合 日本対韓国 第2Q、笑顔を見せる比江島選手(撮影・河田真司) 

6月22日 国際強化試合 日本対オーストラリア 第2Q、懸命にディフェンスをする比江島選手とテーブス選手(撮影・佐藤翔太)

6月22日 国際強化試合 日本対オーストラリア 第2Q、懸命にディフェンスをする比江島選手とテーブス選手(撮影・佐藤翔太)

6月23日 国際強化試合 日本対オーストラリア 試合前、談笑をする川真田選手と比江島選手(撮影・佐藤翔太)

6月23日 国際強化試合 日本対オーストラリア 試合前、談笑をする川真田選手と比江島選手(撮影・佐藤翔太)

洛南高校・吉田裕司先生からのエール

◆吉田裕司(よしだ・ゆうじ) 1958年4月20日生まれ、京都府出身。京都・洛南高校から筑波大に進み、大学卒業後に母校に戻ってバスケットボール部のコーチに就任した。竹内公輔、譲次兄弟を擁して2002年にウインターカップ初制覇。比江島慎が入学した2006年から、史上2校目のウインターカップ3連覇を達成した。

―日本国内で行われた強化試合はご覧になられましたか

韓国との2試合は見ました。できれば勝ちたかったところですが、トライアウト(選手選考)の側面もあったので、難しいゲームでした。

―内容的にあまり良くなかったということですか

いえ、そうでもありません。渡邊雄太選手、八村塁選手の2人を欠いていたこともありますが、悪い結果ではなかったと思います。選手の状態をしっかり見極められたという点では今後につながります。

―最終メンバーの12人をご覧になってどう思われますか

おそらく10人はすでに固めていたと思います。選手たちのパフォーマンスとチーム全体のバランスを考慮して、11、12人目を決めたのではないでしょうか。

渡邉飛勇選手はパフォーマンスが良かったですね。ジェイコブス晶選手は高さとアウトサイドからのシュート力が評価されたのでしょう。(パリ)オリンピック以降も見据えての判断だと思います。

―比江島選手のパフォーマンスはどうだったでしょうか

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1988年入社。プロ野球を中心に取材し、東京時代の日本ハム、最後の横浜大洋(現DeNA)、長嶋巨人を担当。今年4月、20年ぶりに現場記者に戻り、野球に限らず幅広く取材中。