<バレーボール・全日本高校選手権:東九州龍谷3-2下北沢成徳>◇8日◇準決勝◇東京体育館

 女子は東九州龍谷(大分)と氷上(兵庫)が9日の決勝に進んだ。前回覇者で全国高校総体との2冠を狙う東九州龍谷は、2-2の最終第5セットを18-16で奪い、下北沢成徳(東京)に競り勝った。氷上は1年生アタッカー丸元の活躍などで、大阪国際滝井を3-1で下した。

 下北沢成徳は第5セットで先にマッチポイントを握りながら、決勝進出を逃した。父親が元日本代表の大型アタッカー、大竹は「東九州龍谷の方が、勝ちたい気持ちが上だった」と、潔く負けを認めた。相手の主将、鍋谷は東京・淑徳SC中等部時代の同級生。進路は分かれたが3年間、互いに意識しながら切磋琢磨(せっさたくま)してきた。大竹は試合後、鍋谷に「絶対に連覇してねと伝えた」とエールを送った。