<バレーボール:全日本高校選手権:古川学園2-0人間環境大岡崎学園>◇2日目◇女子2回戦◇6日◇東京体育館
高校3冠を狙う女子の古川学園(宮城)がストレート勝ちで順調なスタートを切った。
初戦の緊張から解き放たれた。鬼門は初戦第1セットだった。昨年の全国選抜からインターハイ、国体と3大会連続で落としていた。ここを12-18から逆転で奪うと、ギアチェンジした第2セットは高さのあるブロックでプレッシャーをかけ、一気に決めた。岡崎典生監督(42)は「初戦で硬くなるのは当然。やっと第1セットを取れた。よく辛抱して逆転した」と選手たちの精神力をたたえた。主力3年生アタッカーは本大会から2ケタ番号をつける。左手の甲に「怪」の字を書き込んだレフト佐々木美麗主将(3年)は「怪物の怪です。背番号は気にしません。自分たちのバレーをすれば勝つ自信はあります」と3冠獲得を誓った。【佐々木雄高】