イチロー氏、満票ならずも資格1年目で米国野球殿堂入り 「大変光栄なこと」 日本人初の快挙

  • 23年11月、球団殿堂入りセレモニーを翌日に控え会見に臨んだマリナーズのイチロー氏
  • 打席に入り構えるイチロー(2019年3月21日撮影)
  • 2019年9月14日、本拠地シアトルでの引退セレモニーで英語でスピーチするイチロー氏
  • アジア人で初めての米国野球殿堂入りし、記者会見するイチロー氏(AP)
  • アジア人で初めての米国野球殿堂入りし、記者会見するイチロー氏(AP)
  • アジア人で初めての米国野球殿堂入りし、記者会見するイチロー氏(AP)
  • アジア人で初めての米国野球殿堂入りし、記者会見するイチロー氏(AP)
  • アジア人で初めての米国野球殿堂入りし、記者会見するイチロー氏(AP)
  • アジア人で初めての米国野球殿堂入りし、記者会見するイチロー氏=21日、シアトル(共同)
  • アジア人で初めての米国野球殿堂入りし、記者会見するイチロー氏=21日、シアトル(共同)
  • アジア人で初めての米国野球殿堂入りし、記者会見するイチロー氏=21日、シアトル(共同)
  • アジア人で初めての米国野球殿堂入りし、記者会見するイチロー氏=21日、シアトル(共同)
  • アジア人で初めての米国野球殿堂入りし、記者会見するイチロー氏=21日、シアトル(共同)
  • アジア人で初めての米国野球殿堂入りし、記者会見するイチロー氏(AP)

2025年の米国野球殿堂表彰が21日(日本時間22日)、米ニューヨーク州クーパーズタウンで発表され、メジャー19年間で通算3089本安打を放ったイチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が、資格1年目で選出された。得票率は99・7%で、19年のマリアノ・リベラ(ヤンキース)以来、史上2人目となる満票にはわずか1票届かなかったものの、日本人選手としては史上初の快挙となった。

発表後、生中継したMLBネットワークのオンライン会見に出演したイチロー氏は、選出された率直な思いを語った。

「2001年に挑戦した当時、僕が2025年の今日、ホール・オブ・フェーム(野球殿堂)のこの発表の場にいられることはまったく想像できなかったです。MLBでプレーすることすら、できるのかどうかという議論がたくさんあったので、とても僕個人としてもそうですし、日本のプレーヤーとして初めてということで、大変光栄なことだと思っています」。

01年にマリナーズでデビューしたイチロー氏は同年、新人としては史上最多の242安打を放ち、首位打者と盗塁王を獲得。リーグMVPと新人王に選出された。04年には、年間最多記録を更新する262安打をマーク。10年まで10年連続200安打、打率3割、オールスター選出、ゴールドグラブ賞を獲得した。

16年6月には、日米通算でピート・ローズの記録を更新する4257安打。同8月にはMLB史上30人目となる通算3000本安打を達成した。

18年には、古巣マリナーズへ復帰。翌19年3月21日、東京ドームでの開幕2連戦後に現役を引退した。

日米通算成績は、4367安打、打率3割2分2厘、235本塁打、1309打点、708盗塁。

イチローは7月27日、クーパーズタウンで表彰される。

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