今年からアマチュア試合ではNPBの認めたバット使用不可に 牛骨バット解禁がアマ基準に抵触

  • 国際大会の報告が行われた全日本大学野球連盟の監督会(撮影・平山連)

全日本大学野球連盟の監督会が21日、横浜市内で行われた。規則説明では小山克仁審判部長から、今年からアマチュア試合ではNPBの認めたバットを使うことができないと報告があった。その理由は、プロで牛骨でバットをしごくことによる表面加工を今季から解禁するためだ。アマチュア野球を統括する全日本野球協会(BFJ)では「圧縮加工(牛骨など硬質でのしごきを含む)」したバットの使用を禁止しており、プロとアマで基準が異なることに対応した形だ。

監督会では慶大の堀井哲也監督(62)が会長の再任を受けた。大学日本代表の監督も兼ねており「1年に1回の監督会議の場をしっかり作りながら(代表監督を務める)全日本の編成をしっかり務めていきたい」と2年2期目に向けて抱負を述べた。

今年7月には19年以来6年ぶりに日米大学選手権大会が日本で開催される。堀井監督は「日本開催では負けたことがないというプレッシャーでしっかりとした試合をやっていく。それには一にも二にも、ベストな編成を作れるか。誰がどういうコンディションできても、大学日本代表としてふさわしいチームができるように挑みたい」と話していた。