【広島】坂倉将吾右肘順調回復、全試合先発へ「絶対的正捕手の存在になれるよう」投手との連携強化

  • キャッチボールする広島坂倉将吾捕手(撮影・前原淳)=2025年1月21日、大野練習場
  • ダッシュする広島坂倉将吾捕手(撮影・前原淳)=2025年1月21日、大野練習場
  • ダッシュする広島坂倉将吾捕手(撮影・前原淳)=2025年1月21日、大野練習場

昨年11月に右肘クリーニング手術をした広島坂倉将吾捕手(26)が21日、広島・廿日市市内の大野練習場での合同自主トレに合流した。14日まで高知県で自主トレを行い、昨年手術した右肘は順調に回復している。合流初日からノックやフリー打撃など、全メニューに参加。全体練習終了後には1人、マシン相手に打ち込んだ。「順調は順調です。打つ、走る、捕ることに関してはできる。(春季キャンプの1、2軍振り分けは)どういう判断下すかは分からないので、自分が今できることをやるだけです」。練習の制限は解除されており、キャンプへ向けて徐々に強度を上げていく。

昨季は出場121試合のうち、捕手での先発は74試合だった。右肘痛に不定期に襲われ、攻守に影響も出た。昨オフの手術決断は、絶対的正捕手となるためのもの。「しっかり準備をしてやっていけたら。そういうところ(絶対的正捕手がいるチーム)の方が強いと思いますし、その存在になれるように」。143試合で先発マスクをかぶる覚悟でいる。

キャンプでは送球練習が一部別メニューとなる可能性もあるが、ブルペンでは積極的に投手の球を受けてコミュニケーションをとっていく。「敵のことを知ることも大事ですけど、まずは味方の投手の何が良くて何が悪いのかを知っておかないとダメ」。広島で絶対的捕手の地位を確立するため、右肘の状態を取り戻しながら、投手陣との連携を深めていく。

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