オリックスのドラフト1位、麦谷祐介外野手（22＝富士大）が2日、宮崎春季キャンプ初の屋外フリー打撃で快音を連発した。B組（2軍）発進のためサブ球場で実施。大学時代から「（打球角度）15度を意識してやっています」と広角に低く鋭い打球を飛ばし、最後は右翼席の防球ネットの中段付近まで運ぶ推定120メートル弾も飛び出すなど、34スイングで柵越え3発、安打性24本とパワーとコンタクト力の高さを示した。

「（新人合同）自主トレの時よりも質も上がってます。もっとバックスクリーンに放り込むイメージでやっていきたいです」

走攻守3拍子ぞろいの打撃を見守った水本ヘッドコーチは「スイングの力も強いし、面白いんじゃないですか」と目を細め、「1日体験みたいな形でね」と一時昇格プランもあることを明かした。開幕スタメンを目標に掲げるホープが、機をうかがう。【古財稜明】