コラム・特集
託された18人
メダルへの最後のピースが、手倉森ジャパンに加わった。リオデジャネイロ五輪サッカー男子日本代表は19日、千葉県内で合宿を開始。浦和FW興梠慎三(29)らオーバーエージ(OA)枠の3人も、初…[続きを読む]
ブラジルの芝生の上で夕日を浴び、泣きながら何度も走り続けた。MF中島が中学3年になる直前の春休み。Fリーグ名古屋の元監督、真境名(まじきな)オスカー氏(52=現ビークス東京レディース監督…[続きを読む]
「2人のためなら何でもできる」。最年少の19歳でメンバー入りを果たしたG大阪MF井手口陽介には、届けたい思いがあった。昨年末、同じ中学で同学年だった夏海さんと結婚。6月には娘の愛希(ひな…[続きを読む]
亡き父へ、育ててくれた母へ-。24歳以上のオーバーエージ(OA)枠でリオデジャネイロ五輪に出場する広島DF塩谷司(27)は、感謝の思いを胸にメダル獲得を目指す。泣き虫で小学校を休みがちだ…[続きを読む]
川崎FのMF原川力(22)は、黄金クラスで切磋琢磨(せっさたくま)して育った。京都ユースに所属していた立命館宇治高3年時。同級生には、同じ京都ユースの久保裕也(現スイス1部ヤングボーイズ…[続きを読む]
唯一J2から選出された岡山MF矢島慎也(22)は、どん底からはい上がり、リオ行きの切符をつかんだ。幼稚園でサッカーを始め、小学校時代は地元埼玉の強豪北浦和サッカースポーツ少年団に入団。当…[続きを読む]
鹿島GK櫛引政敏(23)は恩師から特別な思いを託されていた。青森山田高の黒田剛監督(46)は「青森市の高校なのに青森市からプロがいないのは寂しいので」と振り返る。冬は腰まで雪が積もる青森…[続きを読む]
「お前が前に行かなくてどうするんだ!」。川崎FのMF大島僚太(23)は、主将の中村から激しいけんまくで一喝された。高い位置をとって相手にとって怖い選手になれ-。期待するが故の叱咤(しった…[続きを読む]
父子の夢は実を結んだ。五輪代表の神戸DF岩波拓也(22)は、幼少時代から父幸二さん(45)の厳しい特訓が日課だった。五輪連載「リオで金託された18人」の10回目。サッカー版「巨人の星」の…[続きを読む]
ダイヤモンドの原石が発掘された。ヤングボーイズFW久保裕也(22)は山口市立鴻南(こうなん)中2年の時、人生が変わった。08年3月、山口県代表として大分で行われた国体強化合宿に参加してい…[続きを読む]
「東京に来てくれたら助かるんやけどな…」東京DF室屋成(22)が明大入学後、初めて迎えた夏前だった。大学では1年生ながらレギュラーに抜てき。さらに世代別日本代表にも招集され、合間をぬって…[続きを読む]
「僕、違う高校に行こうと思っています」-。プレミアリーグ・アーセナルに移籍するまでに成長した広島FW浅野拓磨(21)は中学時代、サッカーの名門高校への進学をあきらめかけた。三重・八風中で…[続きを読む]
陽気な音楽が鳴り響く、秋の大阪・箕面(みのお)一中グラウンド。体育祭で盛り上がる中、同中3年だった福岡DF亀川諒史(まさし=23)は、1人制服姿のままだった。夏休み中に右足を骨折。足が速…[続きを読む]
道しるべは常に、校舎の壁にあった。日本代表に初招集された昨年10月、ザルツブルクMF南野拓実(21)は大阪・興国高の垂れ幕の写真を受け取った。草島葉子校長への返信メール。「僕は通学の時に…[続きを読む]
柏GK中村航輔(21)はサッカーから離れても頭を動かす。趣味は将棋。休日には家族と指すこともあるという。「考えたり、頭を使うのは好きです」。テレビの将棋番組を見ることも気分転換の1つだ。…[続きを読む]
工場が立ち並ぶ物作りの町、東大阪市。G大阪DF藤春広輝(27)の練習場はその一角だった。小学校から帰ると、母洋美さんの実家の工場「宮川シール」へ一目散。父末広さんが勤めており、背中を見な…[続きを読む]
5月25日、アジア・チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でFCソウルに敗れた後の宿舎。浦和MF遠藤航(23)は、PK戦で最後にキックを外したMF駒井の部屋にいた。簡単にかけられる言…[続きを読む]
リオ五輪に出場する男子サッカー日本代表メンバーが決まった。金メダルを目指す18人の特長や横顔を紹介する連載「リオで金手倉森ジャパン~託された18人~」をスタート。第1回は「血を流すこと」…[続きを読む]