コラム・特集
為末大学
五輪に3度出場、世界選手権で2度銅メダルを獲得した侍ハードラーが、独自の視点から五輪を斬る。
心にも体力 どこに集中、配分するか重要/為末大学
レスリングの吉田選手も、それから体操の内村選手も、今は先のことは考えられないと話をしている。試合を終えた選手としては当然の心境だと思う。ゆっくりと休んでほしい。一般的にアスリートはあふれ…[続きを読む]
正しい選択と圧倒的な努力/為末大学
今回のオリンピックは、これまでよりもさらにドラマが多かったように感じられた。特に選手のひたむきな姿勢は多くの感動を呼んだ。私たちが見ていたこの17日間で起きたことは、いわば最後の仕上げだ…[続きを読む]
日本選手はなぜ謝るのか/為末大学
現役時代にはあまり気がつかなかったが、引退してからミックスゾーンにメディア側として立って、あらためて感じたのは日本選手のインタビューの特異さだ。成績が悪かった時のアメリカ選手が、自分なり…[続きを読む]
「瞬間の興奮」の価値揺るがすドーピング/為末大学
オリンピックでは信じられないような光景を時々目にする。男子400メートルで、永遠に残るのではないかと思われていたマイケル・ジョンソンの世界記録がついに破られた。南アフリカのファンニーケル…[続きを読む]
選手村で彼らは自分とどう向き合ったのか/為末大学
今回、日本の体操は見事な演技だった。予選でうまくいかなかった部分を修正して、決勝では金メダルを個人、団体ともに獲得した。さて、インタビューでも選手が口にしていた「修正」という言葉は、厳密…[続きを読む]
水泳日本「明確選考」の効果/為末大学
萩野選手と瀬戸選手が、競泳の男子400メートルメドレーで金メダルと銅メダルを獲得した。競泳日本勢のダブル表彰台は60年ぶりの快挙だそうで、日本チームも幸先良いスタートとなった。2選手の努…[続きを読む]
反ドーピング国じゃなかったら/為末大学
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今回の五輪は、国家と選手がクローズアップされる大会になると思っている。1つはドーピングだ。私の現役時代もドーピング検査は試合時と平常時に抜き打ち検査があり、ほぼ個人で検査から逃れることは…[続きを読む]