【秋山×マエケン】「最後は日本で」メジャー10年目前田が見据える野球人生/連載2

広島秋山翔吾外野手(36)とタイガース前田健太投手(36)が、3日に文化放送で放送された「秋山翔吾の打って守ってしゃべります」に出演しました。番組後、日刊スポーツの取材に応じました。

ともに88年生まれで「アキ」「ケンタ」と呼び合う2人が、自分たちのキャリアやメジャーの新ルールなどを語りました。

全3回でお届けします。第2回は、メジャー10年目の前田が見据える野球人生とは。

プロ野球

◆秋山翔吾(あきやま・しょうご)1988年(昭63)4月16日、神奈川県生まれ。横浜創学館―八戸大を経て、10年ドラフト3位で西武入団。15年プロ野球新記録のシーズン216安打。19年オフにFAでレッズ移籍。22年6月に広島へ移り国内復帰。首位打者1度、最多安打4度、ベストナイン4度、ゴールデングラブ賞7度。25年推定年俸1億8000万円。184センチ、86キロ。右投げ左打ち。


◆前田健太(まえだ・けんた)1988年(昭63)4月11日、大阪府生まれ。PL学園で甲子園2度出場。06年高校生ドラフト1巡目で広島入団。在籍9年で2度の沢村賞、最優秀防御率3度など多くのタイトルを獲得。15年オフにポスティングでドジャース移籍。20年ツインズに移籍し、24年からタイガース。25年年俸1000万ドル(約15億5000万円)。185センチ、84キロ、右投げ右打ち。

マエケン「日本野球界にとっても素晴らしい」

16年、ドジャース入団会見で

16年、ドジャース入団会見で

―前田選手が渡米したときよりもメジャー志向の日本人選手が増えた

前田日本のプロ野球自体もすごいレベルが上がってきて、アメリカで活躍する選手も昔よりはたくさん増えてきているので。やっぱり自分もっていう思いが出てくる若い選手も、これから増えていくと思いますし。

サッカーもそうですけど、こうやって海外にたくさん出て活躍する選手が増えるってことは、日本のプロ野球界にとっても素晴らしいことだと思うので、全員が目指すわけではないですけど、野球界にとってはいいことなのかなと思います。

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野球

黒須亮Ryo Kurosu

Tokyo

1998年5月、茨城県古河市出身。23年入社。古河三高から2浪の末、「おもしろそうだから」という理由で出願した立大文学部キリスト教学科に入学できた。ゼミは「キリスト教音楽論」。立大野球部ではDeNA中川颯投手が2学年上、楽天荘司康誠投手が同期。リーグ戦出場には遠く及ばなかったが、現在プロや社会人野球で活躍されている選手やマネジャーと過ごした4年間は貴重な時間だった。趣味は母がオペラ歌手だった影響から舞台観劇。また、幼少期からMLBが大好き。24年5月にドジャース大谷翔平投手と同じマットレスを購入するなど、とりあえず形から入る。