【浅井修伍(上)】温和な浅井少年のたった1度のけんか 

Bリーグ、そして日本の男子バスケ界の将来を担うスター候補生たちに、タイムリーな話題から子供時代の話まで、いろいろと伺っていきます。2回目は茨城ロボッツの浅井修伍選手(23)です。上下、2回お届けします。Bリーグきってのイケメンは、子供のころから穏やかな性格で、友達とけんかした記憶はほとんどないそうです。その温和で我慢強い浅井少年が、唯一声を荒らげた一件とは。

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【次回予定〈4〉茨城ロボッツの超イケメン浅井修伍編(下)】

◆浅井修伍(あさい・しゅうご) 2000年12月8日生まれ、福岡県出身。福岡大大濠高から筑波大に進み、2022-23シーズンに特別指定選手として茨城ロボッツに加入。今シーズンで3季目を迎えた。身長198センチ、体重90キロ。ポジションはスモールフォワード。Bリーグ屈指のイケメンで、今年6月にはデジタル写真集も発売した。

11月6日宇都宮ブレックス戦前の練習でシュートを打つ浅井修伍選手

11月6日宇都宮ブレックス戦前の練習でシュートを打つ浅井修伍選手

10月20日の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦の試合前、何かに驚く表情を見せた浅井選手

10月20日の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦の試合前、何かに驚く表情を見せた浅井選手

「輪の中心にいるような子供ではなかった」

―福岡県のご出身ですね

そうです、北九州です。北九州の八幡西区です。

―地元のおすすめに「いのちのたび博物館」をあげていらっしゃいますね

小さい頃によく行った場所がどこかなと思い返して頭に浮かびました。恐竜も展示していたりして、お勧めです。

―なるほど。どういう子供だったのですか

外で遊んで、みんなとわいわいするのが好きでした。ただ、輪の中心にいるような子供ではなかったと思います。中心になるような子たちがいて、その人たちとわいわいがやがや、楽しむ子供でした。元気はあったと思います。

―バスケットボールは小学校5年から始められたそうですが、それまでに他のスポーツはやられていたのですか

バスケとかぶっていますが、小学校3年生から6年生まではサッカーもしていました。幼稚園から小学校低学年までは水泳もしていました。

―サッカーと水泳に進まなかったのはなぜでしょうか

水泳はあまり好きではありませんでした。最初はサッカーが一番好きなスポーツだったのですが、試合が週に1回しかなかったし、そこまで本気で打ち込めなかったというか、夢中になれませんでした。学校の昼休みとかにバスケを始めたら楽しくて、すぐに夢中になりました。

―バスケの何が楽しかったのですか

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1988年入社。プロ野球を中心に取材し、東京時代の日本ハム、最後の横浜大洋(現DeNA)、長嶋巨人を担当。今年4月、20年ぶりに現場記者に戻り、野球に限らず幅広く取材中。