<全国高校バスケット選抜優勝大会:延岡学園100-59黒沢尻工>◇25日◇男子2回戦◇東京体育館

 男子では能代工(秋田)以来、13年ぶり5度目の3冠を狙う延岡学園(宮崎)が、快勝で初戦を突破した。前の試合でV候補の福岡第一が敗れる波乱があり、北郷純一郎監督(69)も「決勝のつもりで」と選手を引き締めてコートに送った。

 岩田大輝主将(3年)は「総体の時はスタートの5人にプラス1人ぐらい。今は控えも強くなった」と選手層の厚さを実感しており、3冠への手応えは十分。前日には、セネガル人留学生の登録を参加資格規定に抵触するため取り消されたが、この日朝にミーティングを開催。「みんな落ち着いてた。お互いのきずなを確認し合った」(同監督)とアクシデントにも動揺はなく、このままVロードを突き進む。