<全国高校総体:水泳>◇3日目◇19日◇千葉県国際総合水泳場◇女子板飛び込み決勝ほか
親子3代で五輪出場を目指す、金戸華(15=東京・日出高1年)は450・75点で3位に入った。
自由選択飛びの5本中4本で難易度を上げた新しい演技を披露。練習不足で入水を失敗し、得点が伸びない場面もあった。優勝だけを考えたら安全策でも良かったが「インターハイが終わりではない。この先がある。挑戦して良かった」と、攻めの姿勢を強調した。
明日20日は16歳の誕生日。「目標の優勝はできなかったけど、15歳最後の試合でメダルを取れてうれしかった。16歳の課題もたくさん見つかった」と話した。
金戸の祖父俊介さん(74)と祖母久美子さん(78)は64年東京など2大会の代表。父恵太さん(47)と母幸さん(45)は88年ソウルから3大会に出場。弟の長男快(13)と妹の次女凜(11)も飛び込み選手で、3きょうだいともに20年東京大会を目指す。金戸は「東京で金メダルを取るために、小さな大会でも満足いく演技内容をして、良い色のメダルを取っていきたい」と前を見据えた。