バラエティー番組での活躍が目立つ、フジテレビの久代萌美アナウンサー(30)だが、元々の志望は報道番組でストレートニュースを読むことだ。そして、料理好きの一面も持つ。いろいろな可能性を持つ久代アナに、今後について聞いてみた。
高校、大学と7年間、バンドでドラムをたたいた。
「ロック、パンクをやっていました。高校時代は女子校だったので女子バンドを組んでいて、大学に入ってからは、私以外は男性のメンバーのバンドです」
バラエティーでの活躍が目立つが、報道志望だ。
「今も昔もストレートニュースを読みたいと思っています。報道機関のテレビ局に入ったのですから、ニュースを最先端で伝えたいと思っています」
ニュースを読む、バラエティー番組を仕切る。どちらもアナウンサーの仕事。
「視聴者の方は、どうご覧になっているんでしょうか。それぞれの番組を使い分けることも私のテーマなんです。バラエティーの時と、ニュースの時と全く別人と思われたい。私の中にはきちんとスイッチがあり、使い分けています。声のトーンが全然違います。いつもの声が割と低いので、ニュースの時は、このまま。バラエティーの時は、もっと声を張っています。全てに対応できるアナウンサーになりたいと思っています」
アナウンサー以外の仕事をするとしたら料理研究家。動画配信サービスFODで、オリジナルレシピを紹介する冠番組を担当していたほど料理には定評がある。
「料理が好きというより、食べることが好きなんです。ほぼ毎日、自炊しています。小籠包も粉から作ったりとか、科学的に料理をするのが好きなんです。お料理番組もやりたいですね。今は『ノンストップ!』の料理コーナーをやっています。生放送で、しかもアナウンサーが料理をする。手元アップ、見た目もきれいに、しかも時間を守って説明してと、楽しいですね」
フジテレビは昨秋から宮沢智、三田友梨佳、新美有加アナウンサーが結婚。
「最近アナウンス室が結婚ブームで、先日、三田アナが結婚されて、未婚の女性アナの中で私が一番年上になったんです。最年長未婚アナと言われ、え~っ! て驚きました」
そう言って、にっこりと笑った。【小谷野俊哉】
◆久代萌美(くしろ・もえみ)1989年(平元)10月6日、東京都生まれ。首都大学東京の都市教養学部生命科学科を卒業して、12年にフジテレビ入社。「めざにゅ~」「笑っていいとも!」「さまぁ~ずのご自慢列島ジマング」などのレギュラーを務めた。現在は「週刊フジテレビ批評」「さんまのお笑い向上委員会」「ワイドナショー」「ノンストップ!」「BSフジニュース」などのレギュラーを務める。趣味はドラム、買い物、料理、シール集め。好きなものはハムスター、理科、マヨネーズ。160センチ。血液型A。