透明感で多くの人を魅了する。女優菊池日菜子(19)が急上昇している。昨年は初舞台「醉いどれ天使」や、初出演の映画「私はいったい、何と闘っているのか」の公開など、急成長の1年となった。

菊池は「2021年はたくさん新しいことに挑戦した1年でした。初舞台や初取材、そして初出演映画の公開など、たくさんの初を経験することができました。そしてその経験の中で、多くの方々の優しさに救われた1年だったと感じます。初めての環境ばかりでしたが、共演者の皆さんやスタッフの方々が導いてくださったおかげで打ちのめされることなく、迷うことなく取り組むことができました」と振り返った。

今年も勢いは止まらない-。3日に開幕した「第30回全日本高等学校女子サッカー選手権大会」では、200人の応募者の中から勝ち抜き、初代応援マネジャーに就任。今年について「これまで手を差し伸べてくださった方々へ、私自身が活躍するという形で恩返しするためにも、お芝居の実力をつける1年にしたいです。今まではこの世界で勝ち上がりたいという競争心が原動力だったのですが、今年は純粋に演じることを楽しみながら突き詰めていきたいと思っています」と意気込んだ。

福岡県出身。飾らない等身大の演技で見る人をトリコにする、今後が楽しみな存在だ。「はじめまして。私は高校生まで地元の田舎でのんびりと過ごしてきたので、逆にそこを強みとして、より日常に寄り添ったお芝居を通してすてきな作品をお届けすることが目標です。2022年はさらに成長できるよう、どんなことにも真摯(しんし)に向き合って頑張りますので、観ていただける機会がございましたら応援していただけるとうれしいです!」と呼び掛けた。【佐藤勝亮】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「急上昇」)

◆菊池日菜子(きくち・ひなこ) 2002年(平14)2月3日、福岡県生まれ。19年より芸能活動を開始。西日本鉄道「幸せのそばで」などのCMに出演。21年は舞台「醉いどれ天使」、映画「私はいったい、何と闘っているのか」などに出演。特技はモデルウオーキング、書道、ハンマー投げ。身長170センチ、血液型A。