NMB48の“しんしん”こと新澤菜央(26)が「推し活」ファンに送る「新澤菜央の興味新しん」。引き続き、WEB連載で継続していきますので、よろしくお願いいたします。新年1回目の今回は、新澤が2025年の抱負を語ります。

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2024年は新澤にとって、変化が生まれた1年だった。

「新しく公演が始まったり、新しくユニットを組んだり。新しいことをたくさん始めた1年でした」

NMB48は昨年5月、オリジナル新公演「天使のユートピア」を開始した。13年のチームN「ここにだって天使はいる」以来、約10年半ぶりとなるオリジナル新公演。新澤は初日出演メンバー13人に名を連ねた。

2025年の抱負を語ったNMB48新澤菜央
2025年の抱負を語ったNMB48新澤菜央

「NMBにとっても大きなことなのかな。オリジナル公演は初めて。ずっとやりたいなと思っていたのでうれしかったですし、昔のファンの方にも『エモい』と言ってもらえた。昔と今がつながった感じがしています」

超アイドルユニット「めるみみ」の結成も、新たな1歩となった。

アイドルでありながら、“アイドル推し”でもある新澤が、夏公演で「カワイイの王道」を世界に広めるため、超アイドルユニットの結成を約束。10月に行われた14周年記念公演で、新澤、桜田彩叶、龍本弥生、芳賀礼、永田楓花の5人でめるみみを始動させることが発表された。

「アイドルが大好きなので、自分のやりたいアイドル活動像が強くて、実現できてうれしい」と目を輝かせる。

2025年の抱負を語ったNMB48新澤菜央
2025年の抱負を語ったNMB48新澤菜央

ただ、非公式ユニットということもあり、メンバーが集まって活動できる機会はそう多くはなかった。

「非公式ユニットなので、まずは公式になることが目標。去年はまだ結成しただけだったので、ライブでコーナーをもらえるようにならないと」

目標に向けて早速、動き始めている。2月5、6日にZepp Nambaで予定されている「NMB48 冬の大文化祭2025“難波祭”」で「『めるみみのコーナーをやりたい』と企画を出して、コーナーをいただきました」。

セットリストは新澤が決定。4曲歌う予定だといい、構想を話す姿はアイドルプロデューサーのよう。「王道の曲を入れてます。すごく楽しいです。めるみみでいっぱいライブしたいので、単独ライブできるようになりたいですね」と笑顔を見せた。

昨年は6期生同期の原かれんが卒業。年が明けて、出口結菜も卒業を発表した。

「結菜とはB2で一緒になって、キャプテンをやっているのを間近で見て、結菜の存在ってNMBにとっても大きいんだなって。いなくなる想像が全然できないし、やっぱり寂しい」

出口が4月に卒業すれば、新澤が6期生最後の現役メンバーとなる。先輩も次々に卒業していき、グループ内での存在感は大きなものとなるが、「加入して6年半、特に何も成し遂げてないから、まだ卒業できないなって自分的には思ってます。何かNMBの歴史を刻むじゃないけど、大きな事を成し遂げて貢献したいです」と胸の内を明かす。

2025年の抱負を語ったNMB48新澤菜央
2025年の抱負を語ったNMB48新澤菜央

そんな新澤には「1人行動をできるようになる」という珍目標? もある。

「本当に1人行動が苦手なんです。絶対誰かについてきてもらったり、予約もやってもらったり。そろそろ…」

行きたい店に1人で行けず、メンバーを誘ったり、美容院を予約してもらったり…。確かに、この連載でも、出口や他のメンバーにいろいろやってもらって、“お姫様”になっていた感はなくもない…。

ただ、仕事のスケジュールなどで数カ月前から予定をたてるのが難しいため、結局何もできないことが多かったのも事実。そこは新澤の名誉のために補足しておきたい。

「1人ラーメン、行きたいですね。結構ハードル高くて。ラーメン好きなんですけど、メンバーを誘うのが申し訳なくて…みんな、カフェとか好きじゃないですか。なので1人で行けるようになりたい。いつも何かあったら結菜を誘ってたので、ちょっと1人で行けるようにならないと」

2025年、新澤が気分も新たに1歩を踏み出した。【取材・構成=阪口孝志】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「西日本発エンタメ」)

◆新澤菜央(しんざわ・なお)1998年(平10)8月2日、兵庫生まれ。チームB2。18年7月に6期生として加入。19年9月、正規昇格。20年3月「だってだってだって」で初選抜。“あざとかわいさ”を武器に活躍中。身長156センチ、血液型B。愛称は「しんしん」。