【阪神】キャンプ1、2軍呼び撤廃の藤川監督の意図 ホテルは「キャリアをリスペクト」柔軟運用
阪神は21日、兵庫県西宮市内で藤川球児監督(44)以下のスタッフ会議を行い、沖縄キャンプのメンバー振り分けを決めた。
今キャンプにおける「1軍・2軍」の呼称廃止も決まった。旧来の1軍は「宜野座キャンプ」、同じく2軍は「具志川(うるま)キャンプ」となった。
藤川監督は「1軍、2軍というものは撤廃して。これまで高知県と沖縄県で非常に遠かったので、当たり前のようにそういう呼び名になっていましたけど、本当に近いので、何のくくりも必要ないと判断しました」と説明した。
施設は今年も同じ。宜野座村の「バイトするならエントリー宜野座スタジアム」とうるま市の「具志川球場」を使用する。両球場は車で40分ほどの距離。同監督は以前に「球場を行き来するみたいなイメージで、やっていきながらブラッシュアップしたい」と話していた。
実力差や、評価の違いをイメージさせる1軍、2軍ではなく、目的に応じた「練習場所」という考え方。ただし、宿舎となるホテルは実績を重視し柔軟に運用する方針だ。具志川組の岩崎、島本、原口、糸原のベテラン勢について、藤川監督はホテルは1軍待遇とすることを明言。「具志川で調整はしますけれど、宿舎の方は我々と同じ宿舎から行ってもらう。もちろん彼らのキャリアをしっかりとリスペクトした上で、また帰ってきたら話し合いもできるんでね。(糸原と原口は)やっぱりフリーエージェンドで残ってくれた選手ですしね。大事に、チームにとっても大切な存在なんで、と思っています」と話した。
【藤川球児監督の関連記事はこちら】――>>【阪神】藤川監督「選手は課題に没頭 チームとしては凡事徹底」キャンプのテーマ/一問一答