【阪神】佐藤輝明“掛布打法”に糸井SA「めっちゃいい」浜風に打球乗せ左中間へ「30本」いける

  • ランチ特打で佐藤輝(左)にアドバイスを送る臨時コーチの糸井SA(撮影・加藤哉)
  • ランチ特打で佐藤輝(左)にアドバイスを送る臨時コーチの糸井SA(撮影・加藤哉)
  • ランチ特打を行った佐藤輝(撮影・加藤哉)
  • ランチ特打を行った佐藤輝(撮影・加藤哉)
  • ランチ特打を行った佐藤輝(撮影・加藤哉)
  • クリケット型のバットを佐藤輝(左)らに渡す糸井嘉男臨時コーチ(撮影・藤尾明華)
  • 糸井臨時コーチ(右から2人目)に渡されたクリケット型のバットを手にする左から佐藤、木浪(撮影・藤尾明華)
  • クリケットバットを手に笑顔を見せる佐藤輝(撮影・上田博志)
  • クリケットバットで打撃練習をする佐藤輝。左は糸井氏(撮影・上田博志)
  • ランチ特打を行った佐藤輝(左)とヘルナンデス(撮影・加藤哉)
  • ランチ特打を行った佐藤輝(撮影・加藤哉)
  • クリケットバットを振る井上。中央は糸井氏、左は佐藤輝(撮影・上田博志)
  • ランチ特打を行った佐藤輝(撮影・加藤哉)
  • ランチ特打を行った佐藤輝(撮影・加藤哉)
  • 笑顔を見せる臨時コーチの糸井SA(左)と佐藤輝(撮影・上田博志)
  • 笑顔を見せる臨時コーチの糸井氏(左)と佐藤輝(撮影・上田博志)
  • 臨時コーチの糸井氏(左)の指導を笑顔で受ける佐藤輝(撮影・上田博志)
  • 糸井臨時コーチ(左)の指導を受けた佐藤輝はクリケットバットで打撃練習をする(撮影・上田博志)
  • 糸井臨時コーチ(左)の指導を受けた佐藤輝はクリケットバットで打撃練習をする(撮影・上田博志)
  • クリケット用バットを手に笑顔を見せる佐藤輝(撮影・上田博志)
  • 糸井臨時コーチ(左)の指導を受けた佐藤輝はクリケットバットで打撃練習をする(撮影・上田博志)
  • 糸井臨時コーチ(左)の指導を受けた佐藤輝はクリケットバットで打撃練習をする(撮影・上田博志)
  • 糸井嘉男臨時コーチ(左)の指導を受ける佐藤輝は色の付いたボールを打つ(撮影・上田博志)
  • 糸井嘉男臨時コーチ(左)の指導を受ける佐藤輝は色の付いたボールを打つ(撮影・上田博志)
  • バイトするならエントリー宜野座スタジアムで打撃練習をする佐藤輝(撮影・上田博志)
  • ランチ特打で快音を響かせるヘルナンデス。右は佐藤輝(撮影・上田博志)
  • 佐藤輝(右)と話をするサンズ氏(撮影・上田博志)
  • 佐藤輝を指導するサンズ氏。中央は糸井臨時コーチ(撮影・上田博志)
  • 佐藤輝(中央)を指導するサンズ氏。右は糸井臨時コーチ、手前右は藤川監督、左は小谷野コーチ(撮影・上田博志)

“掛布打法”完成に糸井SAが太鼓判だ。阪神佐藤輝明内野手(25)が、沖縄・宜野座での春季キャンプ2日目の2日、ランチ特打で豪快な柵越え16本を披露。昨秋から取り組む新打法で、うち11本を中堅から左翼方向に運び、かつて甲子園の浜風に乗せてアーチを量産した掛布雅之をほうふつとさせた。臨時コーチを務める糸井嘉男スペシャルアドバイザー(SA=43)は新打法でのアーチ量産を確信。5年目佐藤輝に大ブレークの予感だ。

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キャンプ最初の日曜日。集まった子どもたちに佐藤輝が応え続けた。ランチ特打に登場し、66スイングで16発の柵越えを披露。うち11本が中堅から左翼方向だった。子どもたちは目を輝かせ、期待であふれかえった宜野座球場。豪快な1発1発に拍手が鳴り響いた。

「あっちに、いい打球が出るのはいいこと。続けていきたいです」

かつて左中間方向へのアーチを量産した、掛布雅之をほうふつとさせる放物線の連続。右翼から左翼方向に吹く甲子園の浜風に打球を乗せる“掛布打法”だ。プロ4年間の経験から、引っ張りだけでは、さらなる進化にはつながらないと感じていた。「(右翼から左翼まで)90度あるので、しっかり使えたら。もちろん引っ張りもいるけどそっちばかりじゃダメなので」。昨年11月の高知・安芸での秋季キャンプから、中堅から左翼方向を意識した打撃に改良。オフも練習を継続し、今春のキャンプでも新打法習得に好感触を得ている。

強力な援軍も現れた。この日から臨時コーチとして参加した近大の先輩、糸井SAのもと、特殊な2種類のティー打撃を実践した。ひとつは自身も昨秋の自主トレから取り組んでいた「クリケットバット」を使った練習法。打球面が平たいため「(バットの)面で打つ意識」を養うことができるという。もうひとつは糸井SAが「超人ボール」と命名する、通常より重いボールを使った練習法だ。「押し込んで打つ」感覚を鍛えられる。どちらも中堅から左翼方向への1発増につながる、とっておきの秘策だ。

糸井SAも掛布打法マスターに太鼓判を押した。「彼の特徴は左中間へのホームラン(を打てること)。仮に30発打つとして、(中堅から左翼に)15本くらいは」と量産を確信。佐藤輝も「(糸井さんから)『めっちゃいい』と言われたので。自信持っていきます」と手応えを深めた。

藤川監督から新3番候補と期待される25歳の年間最多は24本塁打。今季の目標を問われ「30本100打点くらいですかね」ときっぱり言った。浜風を味方につければ、怖いものはない。ニュー佐藤輝が聖地の主役を担う。【波部俊之介】

▽ヤクルト松井スコアラー(佐藤輝について)「徐々に良くなっているんじゃないですかね。今日もどこでも入ってたし。(逆方向に入り始めると)嫌ですね。(甲子園は)こっち(ライト)があまり入らないですもんね」

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