【楽天】早川隆久が初ブルペン「好感触だった」米国修行で改良した変化球に手応え
楽天早川隆久投手(26)は、アップデートを続ける。沖縄・金武キャンプ3日目。本格的なブルペン投球はこの日が初めてで、49球を投げ込んだ。「まあ、ぼちぼちかなっていうところになります。まだまだ自分の中でも詰められる部分があった」。時折首をかしげる場面もあったが、捕手安田が構えるミットに向かって左腕を振った。
単身で米国修行も行った。今年の自主トレ期間は元ソフトバンク和田毅氏が主催する「和田塾」に参加した後、フロリダ州の「クレッシー・スポーツ・パフォーマンス」を訪れ、トレーニングに励んだ。そこではフィジカル強化に加え、変化球も改良した。
まずはチェンジアップ。従来の握りを少し変えて「スクリューというか、シンカー気味というか、左バッターだったらインローに食い込むような軌道のチェンジアップになる。横の動きがちょっと増えたという感じ」。スライダーも曲がり幅が増し「好感触だった」と、うなずいた。
昨季は自己最多の11勝を挙げたが、満足はしていない。「去年のままだったら去年までの成績にしかならない。アップデートしないと自分はもうこれまでかなと思って、常にアップデートしていければ」。進化を止めない。【山田愛斗】