【NPB1000安打】筒香嘉智が忘れられない超感覚3選【西野、ジャクソン、谷繁】

DeNA筒香嘉智外野手(32)が、史上318人目のNPB通算1000安打を達成しました。6月9日のソフトバンク戦(横浜)の2点リードの7回1死一、二塁、ソフトバンク藤井の150キロの速球を右翼席へ。プロ初登板のルーキー石田裕を援護する5号3ランで節目の1本を決めました。5年ぶりに古巣復帰した背番号25が振り返る1000安打。飛躍のきっかけをつかんだ1本、納得の1本、悔しさをにじませた1打席とは…。

プロ野球

◆筒香嘉智(つつごう・よしとも)1991年(平3)11月26日、和歌山・橋本市生まれ。横浜高では1年生から4番を任され、2年春夏に甲子園出場。高校通算69本塁打。09年ドラフト1位で横浜入団。14年から6年連続20本塁打以上を放ち、16年には自己最多44本塁打、110打点を挙げ本塁打王と打点王に輝いた。ベストナイン3度。15年プレミア12、17年WBC日本代表。19年オフにポスティングシステムを利用しレイズと2年総額1200万ドル(約13億2000万円)で契約。ドジャース、パイレーツ、ブルージェイズ(マイナー契約)を経て、23年はレンジャーズとマイナー契約を交わしたが6月に退団。米独立リーグのスタテンアイランドでプレーした後、ジャイアンツとマイナー契約を結んだ。24年はジャイアンツの春季キャンプに招待選手として参加。4月16日に5年ぶりのDeNA復帰が発表された。185センチ、102キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸3億円。

■「むしろ教えてもらって知った感じです」

節目のNPB通算1000安打。筒香は言う。「特別な意識はしてませんでした。むしろ教えてもらって知った感じです」。6月9日のソフトバンク戦。8回1死一、二塁、右中間への3ランで決めた。序盤に牧の満塁弾でリードしながらも、じわじわ2点差まで詰め寄られた終盤のダメ押しの1発だった。

プロ初登板で5回1失点のルーキー石田裕太郎投手(22)の援護弾となり、プロ初勝利に導いた。

「連敗中で投手の入れ替えが結構ありましたし、そんな中で若い投手がああやって投げることになった。プロ初登板はずっと印象に残ると思いますし、何とか頑張って抑えてましたしね」

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1998年3月生まれ。東京都あきる野市出身。都立富士森では硬式野球部に所属。中大商学部を経て、2020年4月入社。同年10月から野球部配属で同12月から巨人担当、24年1月からDeNA担当を務める。 趣味は海外サッカーなどのスポーツ観戦、映画鑑賞、サウナ。下手くそだけどマイブームはゴルフ。好きな食べ物は地元の八王子ラーメン。