DeNAドラフト3位指名の嶺井博希捕手(22=亜大)が12日、横浜市内の球団事務所で入団会見を行った。

 契約金6000万円、年俸1000万円で背番号は39。11月22日の新入団選手発表会は教育実習前のため欠席し、この日は中畑清監督(59)と2人で会見に臨んだ。

 大学日本代表で正捕手を務め、今秋の明治神宮大会では、主将として亜大を7年ぶり4度目の大学日本一に導いた嶺井。「開幕からマスクを被って、チームの勝利に貢献できるように、1試合でも多く出て活躍したい」と力を込めた。

 実直で真面目な性格が随所に表れた。沖縄出身にちなんで球団が用意したシーサーの置物を前に、オス、メスの見分け方を説明。「口の開いている方がオスで、閉じているのがメスでして…」。さらに「期待に1日でも早く応えられるように精進していきたい」と決意表明すると、中畑監督からは「精進ですよ?

 相撲界か!」と突っ込みを食らっていた。

 それでも、中畑監督の期待値はアップ。「短くて正確な言葉でメッセージを送れている。もっと頼りにしちゃおうかな、と思えた。1年目からいい勝負が出来るのでは、と期待してます」。さらに評価が厳しい顔立ちについても、「パッと見て、宍戸開に似てない?

 穏やかでやさしい顔で、人を引き付ける魅力があるね。勝負に入ったら、オン、オフが切り替わるんだろうね。楽しみです」と合格点?

 を与えていた。(金額は推定)