【日本ハム】伊藤「火曜ブルペン入り劇場」が新展開、“サンデー大海”に…最終OP戦登板から逆算
登板が内定している4月1日ソフトバンク戦(エスコンフィールド)から逆算し、火曜日調整を掲げていた日本ハム伊藤大海投手(27)の「火曜ブルペン入り劇場」が新展開を迎えた。沖縄・名護キャンプ最初の日曜日となった2日、ブルペン入り。加藤武治投手コーチ(45)と相談した結果、日曜日のオープン戦最終戦(3月23日、対ヤクルト)で登板する見込みから、“サンデー大海”にチェンジすることになった。
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キャンプインと同時に早速“ストーリー”が動き出した。自主トレ中の1月28日、伊藤は本拠地開幕の4月1日ソフトバンク戦から逆算し、火曜日にブルペンに入る考えを明かしていた。しかし、この日に投球練習。「ちょっと予定変更がありまして。日曜日にしてみました」。そこには、過去の経験や性格を踏まえて、調整を万全にする狙いがあった。
オープン戦は日曜日の3月23日ヤクルト戦(エスコンフィールド)が最終戦となる。火曜日の調整を続けると、本番前最後は2軍戦に登板するしかなくなる。昨年本拠地開幕投手を務めた山崎もそのプランだったが、天気予報が悪くなったことで断念。急きょ、練習内でのライブBP登板で最終調整したが、本番で勝利をつかむことはできなかった。
加藤投手コーチは「(伊藤は)どちらかというと気持ちも入るピッチャー。ライブBPやファームの試合(という手)もあるが、ある程度観客が入った、しっかりした試合で投げた方が調整しやすいだろう」と、ヤクルト戦を最終調整の場とする方針。中8日と本番までは少し間隔が空くが、同コーチは「ソフトバンク戦もエスコンフィールド。エスコンでのオープン戦で最後に投げていった方が、中止もない」と説明した。
この日の伊藤は挑戦中の新球種キックチェンジを試投。「4、5球投げて使えそうというのは1球だけ。あれを毎回投げられたら苦労しないんですけど。開幕前に完成させるというよりシーズン中に成長させていきたいボールかな」。入念にシフトチェンジしながら、新チェンジアップの質も、上げていく。【永野高輔】
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