150秒にかける青春〈中学編下〉世界V剥奪騒動、練習ボイコット…乙女たち成長の階段

箕面自由学園中学に「Jr.BEARS」が誕生したのは2007年のことだった。翌年には全国中学生大会、ジャパンカップで優勝し、その勢いでモスクワで開催された世界選手権も制した。思春期の中学生。その裏側では「優勝剝奪」の危機、練習ボイコットなどもあった。(敬称略)

その他スポーツ

2008年の夏、ジャパンカップで初出場初優勝を達成する

2008年の夏、ジャパンカップで初出場初優勝を達成する

07年「Jr.BEARS」産声、初心者ばかりの船出

「Jr.BEARS」が産声を上げた頃、高校生の「GOLDEN BEARS」は他を寄せ付けない強さを身につけていた。

その年の夏にジャパンカップで7連覇を達成。

練習するホールの片隅で、初心者ばかりの中学生が集まった。

指導を任されたのは、箕面自由学園高が1997年に初めて全国制覇を達成した時の主将である関川愛だった。

「まずは全国大会に出よう!」

それが創部当時の目標になった。

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編集委員

益子浩一Koichi Mashiko

Ibaraki

茨城県日立市生まれ。京都産業大から2000年大阪本社に入社。
3年間の整理部(内勤)生活を経て2003年にプロ野球阪神タイガース担当。記者1年目で星野阪神の18年ぶりリーグ制覇の現場に居合わせた。
2004年からサッカーとラグビーを担当。サッカーの日本代表担当として本田圭佑、香川真司、大久保嘉人らを長く追いかけ、W杯は2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会、ラグビーW杯はカーワンジャパンの2011年ニュージーランド大会を現地で取材。2017年からゴルフ担当で渋野日向子、河本結と力(りき)の姉弟はアマチュアの頃から取材した。2019年末から報道部デスク。
大久保嘉人氏の自伝「情熱を貫く」(朝日新聞出版)を編集協力、著書に「伏見工業伝説」(文芸春秋)がある。