【吹奏楽の世界】全日本マーチング速報 京都橘黄金の輝き~活水中・高、精華女子も金

全日本マーチングコンテスト(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)の高校以上の部が11月17日、大阪城ホールで開かれ京都橘が4年連続で金賞を受賞した。活水中・高(長崎)が2年ぶりの金。笑顔と涙があふれた大会結果を、写真とともにお伝えします。(写真は朝日新聞社提供)

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東海大付高輪台、箕面自由学園も掲載予定

京都橘、活水中・高、精華女子、滝川第二、早稲田摂陵の写真と記事を掲載

△活水中・高

△精華女子

京都橘4年連続金
妖精のパレード

そこは特別な空間だった。

30メートル四方の青い舞台に高校生たちが入ってくる。

凝縮された6分間に青春をささぐのだ。

凜(りん)とした緊張感。それを打ち破るような力強いファンファーレ。

後半の部、11番目に登場した京都橘のオレンジは、ブルーの床とのコントラストで独特の輝きを放っていた。

流れるような隊列。

心地よく響く音色。

華麗なステップ。

それは見る者の視線をくぎ付けにする演奏だった。

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編集委員

益子浩一Koichi Mashiko

Ibaraki

茨城県日立市生まれ。京都産業大から2000年大阪本社に入社。
3年間の整理部(内勤)生活を経て2003年にプロ野球阪神タイガース担当。記者1年目で星野阪神の18年ぶりリーグ制覇の現場に居合わせた。
2004年からサッカーとラグビーを担当。サッカーの日本代表担当として本田圭佑、香川真司、大久保嘉人らを長く追いかけ、W杯は2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会、ラグビーW杯はカーワンジャパンの2011年ニュージーランド大会を現地で取材。2017年からゴルフ担当で渋野日向子、河本結と力(りき)の姉弟はアマチュアの頃から取材した。2019年末から報道部デスク。
大久保嘉人氏の自伝「情熱を貫く」(朝日新聞出版)を編集協力、著書に「伏見工業伝説」(文芸春秋)がある。