【150秒の青春】横浜女学院チアの夏~高校はジャパンカップ上位、中学はユースV狙う

横浜女学院チアリーディング部GAZELLESは、8月29日に開幕するジャパンカップ日本選手権(国立代々木第一体育館)で上位進出を目指している。ディビジョン1高校の部では昨年の9位からの飛躍。6月の関東選手権を制した中学校ユースの部では優勝争いに絡む活躍が期待される。文武両道を貫くチームを紹介する。(敬称略)

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1人残った3年
その胸中とは~

横浜女学院は、日本プロテスタント発祥の聖地とされる横浜山手の丘にある。

戦後間もない1947年(昭22)に2校を合併する形で設立され、その前身までさかのぼれば130年を超える歴史がある。

チアリーディング部は1993年に創部。

当時はマットすらなく、校舎の片隅で練習を行っていた。

キリスト教を基本方針とし青学大や上智大、東京女子大の他にも横浜市立大などに合格者を出す進学校。

勉学に重きを置く中高一貫の教育方針の中で「部活の両立」を目指して発足したのがGAZELLESだった。

近年を見ると、2022年は予選23位で決勝進出を逃す一方で、昨年は久しぶりに決勝の舞台に立ち堂々の9位に入った。

受験に備えるため、高校3年生は既に引退。

6月の関東選手権はディビジョン1高校の部で47校中8位に入り、ジャパンカップ準決勝からの出場権をつかんだ。

1、2年生中心のチームに1人だけ3年生がいる。

関東選手権でディビジョン2高校の部に出場したBチームはわずかの差で5位。上位4チームに与えられるジャパンカップを逃し、エキシビションに出場する。

そして中学生たちは今年から新設されたユースの部で関東を制し、さらなる挑戦へと練習に励んでいる。

この夏、目標に向かって汗と涙を流すGAZELLESの選手たちに、その胸中を聞いた。

【2023年ジャパンカップ ディビジョン1高校の部 決勝順位】

1位箕面自由学園、2位梅花、3位目白研心、4位千葉明徳、5位如水館、6位広尾学園、7位東京、8位神奈川県立住吉、9位横浜女学院、10位聖霊、11位大産大付、12位同志社国際

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編集委員

益子浩一Koichi Mashiko

Ibaraki

茨城県日立市生まれ。京都産業大から2000年大阪本社に入社。
3年間の整理部(内勤)生活を経て2003年にプロ野球阪神タイガース担当。記者1年目で星野阪神の18年ぶりリーグ制覇の現場に居合わせた。
2004年からサッカーとラグビーを担当。サッカーの日本代表担当として本田圭佑、香川真司、大久保嘉人らを長く追いかけ、W杯は2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会、ラグビーW杯はカーワンジャパンの2011年ニュージーランド大会を現地で取材。2017年からゴルフ担当で渋野日向子、河本結と力(りき)の姉弟はアマチュアの頃から取材した。2019年末から報道部デスク。
大久保嘉人氏の自伝「情熱を貫く」(朝日新聞出版)を編集協力、著書に「伏見工業伝説」(文芸春秋)がある。