東洋大が4年ぶり6度目の往路優勝を果たした。1区で首位に立つとその後もトップの座を譲ることなく芦ノ湖のゴールに飛び込んだ。4連覇を目指す青学大は36秒差の2位、3位には早大が入った。

ゴールテープを切り、4年ぶりの往路優勝を果たす東洋大5区の田中(撮影・狩俣裕三)
ゴールテープを切り、4年ぶりの往路優勝を果たす東洋大5区の田中(撮影・狩俣裕三)

5区=20・8キロ(小田原中継所〜芦ノ湖ゴール)

◆3・0キロ地点 1位の東洋大・田中龍誠(1年=遊学館)は9分20秒で通過

◆3・6キロ地点 函嶺洞門。1位東洋大と2位青学大の差はやや縮まり1分50秒に。ここから本格的な山登りが始まる

◆7・1キロ地点 大平台ヘアピンカーブ。1位東洋大と2位青学大の差は1分21秒に縮まった

◆9・3キロ地点 宮ノ下。1位東洋大と2位青学大の差は1分5秒に縮まった

◆9・9キロ地点 城西大が東海大を抜き6位浮上

◆11・7キロ地点 小涌園前。1位東洋大と2位青学大の差は1分2秒に。「山を攻める」順大・山田攻は12位で通過

◆11・7キロ地点 城西大・服部が神奈川大を抜き5位浮上

◆16・1キロ地点 1位東洋大との差を約40秒まで縮めた2位青学大・竹石に異変。一瞬立ち止まり右足を気にするしぐさ。痙攣か? しかし何事もなかったようにそのまま走り続ける

◆18・7キロ地点 1位東洋大と2位青学大との差は34秒に

◆19・5キロ地点 2位青学大・竹石が再び止まり屈伸、それでも走り続ける

◆芦ノ湖ゴール地点 東洋大がトップでゴールし4年ぶり6度目の往路優勝。タイムは速報値で5時間28分29秒。36秒差で4連覇を目指す青学大。3位には早大が入った

区間賞は法大・青木涼真で1時間11分44秒

(1)東洋大

(2)青学大 +36秒

(3)早大 +1分55秒

(4)拓大 +4分38秒

(5)法大 +4分38秒

(6)城西大 +4分50秒

(7)日体大 +5分18秒

(8)順大 +5分25秒

(9)東海大 +5分40秒

(10)中大 +5分49秒

(11)中央学院大 +6分14秒

(12)帝京大 +6分18秒

(13)駒大 +7分32秒

(14)国学院大 +8分29秒

(15)神奈川大 +9分38秒

(16)山梨学院大 +9分38秒

(17)大東大 +11分10秒

(18)国士舘大 +13分9秒

(19)東京国際大 +13分16秒

(20)上武大 +13分53秒

(21)関東学生連合 +20分51秒

大平台駅前を通過する東洋大・田中(撮影・横山元保)
大平台駅前を通過する東洋大・田中(撮影・横山元保)
大平台駅前を通過する青学大・竹石(撮影・横山元保)
大平台駅前を通過する青学大・竹石(撮影・横山元保)
大平台駅前を通過する神奈川大・荻野(撮影・横山元保)
大平台駅前を通過する神奈川大・荻野(撮影・横山元保)
大平台駅前を通過する前から国学院大・河野、法大・青木、帝京大・平田(撮影・横山元保)
大平台駅前を通過する前から国学院大・河野、法大・青木、帝京大・平田(撮影・横山元保)
ゴールテープを切り、4年ぶりの往路優勝を果たす東洋大5区の田中(撮影・狩俣裕三)
ゴールテープを切り、4年ぶりの往路優勝を果たす東洋大5区の田中(撮影・狩俣裕三)

4区=20・9キロ(平塚中継所〜小田原中継所)

◆3・3キロ地点 神奈川大が早大を抜き再び3位に

◆9・1キロ地点 二宮通過。1位東洋大と2位青学大との差は1分13秒に開いた。東洋大4区走者は1年生の吉川洋次(那須拓陽)。3位神奈川大、4位早大、5位拓大

◆15・0キロ地点 青学大・原監督が梶谷に檄。梶谷は歯を食いしばりながらトップの東洋大を懸命に追いかけた。駒大が中大に並び7位浮上

◆17・7キロ地点 小田原本町。1位東洋大と2位青学大との差は1分41秒差に開いた

◆18・3キロ地点 拓大が早大を抜き4位に

◆中継点 東洋大がトップを守りタスキリレー。2分3秒差で2位青学大

区間賞は神奈川大・大塚倭で1時間2分21秒

(1)東洋大

(1)東洋大

(2)青学大 +2分3秒

(3)神奈川大 +2分39秒

(4)拓大 +4分7秒

(5)早大 +4分8秒

(6)東海大 +5分56秒

(7)駒大 +5分20秒

(8)中大 +5分35秒

(9)国学院大 +5分44秒

(10)城西大 +6分5秒


3区=21・4キロ(戸塚中継所〜平塚中継所)

◆1・0キロ地点 最初の1キロは東洋大・山本が2分42秒、2位青学大・田村が2分49秒

◆5・5キロ地点 遊行寺。1位東洋大と2位青学大の差が12秒に縮まる。3位神奈川大は59秒、4位早大、拓大、山梨学院大とは1分47秒差

◆9・5キロ地点 早大が4位集団を抜け出し3位神奈川大を猛追

◆10・0キロ地点 首位東洋大・山本の通過タイムは28分30秒。2位青学大・田村はその差を8秒まで縮めてきた

◆14・3キロ地点 茅ケ崎通過。1位東洋大と2位青学大の差が再び開き13秒に

◆18・1キロ地点 湘南大橋。1位東洋大と2位青学大との差はさらに開き28秒に

◆中継点 東洋大・山本が首位を守りタスキリレー。2位は青学大。その差は46秒差に開いた。3位には早大が浮上。神奈川大は4位に

区間賞は東洋大・山本修二で1時間2分17秒

(1)東洋大

(2)青学大 +46秒

(3)早大 +2分38秒

(4)神奈川大 +2分40秒

(5)拓大 +3分12秒

(6)東海大 +3分21秒

(7)山梨学院大 +3分45秒

(8)中大 +3分53秒

(9)順大 +4分11秒

(10)駒大 +4分37秒

東洋大3区の山本は戸塚中継所から走りだす(撮影・山崎安昭)
東洋大3区の山本は戸塚中継所から走りだす(撮影・山崎安昭)
3区を走った田村(左)からたすきを受け取る青学大・梶谷(撮影・滝沢徹郎) 
3区を走った田村(左)からたすきを受け取る青学大・梶谷(撮影・滝沢徹郎) 

2区=23・1キロ(鶴見中継所〜戸塚中継所)

◆2・8キロ地点 2位国学院大を駒大、神奈川大、東海大、青学大が捉え集団に

◆5・0キロ地点 首位東洋大・相沢晃(2年=学法石川)は14分12秒で通過。落ち着いた走りで首位をキープ。2位集団との差は約200メートル

◆7・3キロ地点 2位集団は神奈川大、青学大、東海大。5位集団が駒大、国学院大、順大、早大となった

◆8・3キロ地点 横浜駅通過。1位東洋大と2位集団(神奈川大、東海大、青学大)との差は28秒、5位(順大、早大)とは36秒差

◆11・8キロ地点 2位集団から東海大がやや遅れ始めた

◆13・2キロ地点 5位集団に山梨学院大、拓大が加わる。山梨学院大・ニャイロは12人抜きで浮上。拓大・デレセも並走

◆15・0キロ地点 東洋大・相沢が依然力走。43分24秒の好タイム

◆15・2キロ地点 権太坂。1位東洋大と2位青学大、神奈川大との差は40秒に広がった。4位東海大とは1分01秒差、5位(山梨学院大、早大、拓大)とは1分05秒差、8位順大との差は1分07秒に

◆18・6キロ地点 青学大・森田と神奈川大・鈴木が激しい2位争い

◆20・0キロ地点 東洋大・相沢が快走。58分00秒で通過

◆20・7キロ地点 青学大・森田が神奈川大・鈴木を振り切り単独2位に

◆中継点 東洋大がトップでタスキリレー。2位青学大との差は22秒。3位は37秒差で神奈川大。最下位・学生連合は残り3秒で繰り上げスタートを免れタスキリレーに成功

区間賞は青学大・森田歩希と山梨学院大・ドミニク・ニャイロで1時間7分15秒

(1)東洋大

(2)青学大 +22秒

(3)神奈川大 +37秒

(4)山梨学院大 +57秒

(5)拓大 +1分21秒

(6)早大 +1分22秒

(7)東海大 +2分09秒

(8)日体大 +2分12秒

(9)中大 +2分28秒

(10)順大 +2分44秒

新子安駅前を先頭で通過する東洋大・相沢(撮影・横山元保)
新子安駅前を先頭で通過する東洋大・相沢(撮影・横山元保)
新子安駅前を通過する神奈川大・鈴木健(中央)ら2位集団(撮影・横山元保)
新子安駅前を通過する神奈川大・鈴木健(中央)ら2位集団(撮影・横山元保)
新子安駅前を通過する左から城西大・菅、大東大・林、帝京大・畔上、国士舘大・八巻(撮影・横山元保)
新子安駅前を通過する左から城西大・菅、大東大・林、帝京大・畔上、国士舘大・八巻(撮影・横山元保)

1区=21・3キロ(大手町〜鶴見中継所)

◆スタート地点 関東学生連合で第1区で登録されていた東大の近藤秀一(3年)が外れた。東大生13年ぶりとなる箱根駅伝の出場が期待されたが、インフルエンザを発症し無念の欠場。東海大の注目の存在・関颯人(2人)も1区でエントリーされていたが、三上嵩斗(3年)が起用された

午前8時、21人のランナーがスタート!

◆0・5キロ地点 順大・栃木が集団の先頭に立った

◆1・0キロ地点 最初の1キロは2分52秒。昨年の3分4秒より速いペース

◆5・0キロ地点 14分36秒。昨年より1分以上速いペース。依然、順大・栃木が集団を引っ張っている

◆6・0キロ地点 関東学生連合・矢沢(芝浦工大)が集団から遅れ始めた。インフルエンザで欠場の東大・近藤に代わって出場の選手、頑張れ!

◆9・0キロ地点 26分18秒。順大・栃木が集団の先頭をキープ

◆10・0キロ地点 29分21秒で通過。9~10キロのラップは3分1秒

◆14・0キロ地点 41分17秒。先頭集団は学生連合を除く20チーム

◆15・0キロ地点 44分19秒。先頭集団は東京国際大が遅れ19チームに

◆15・2キロ地点 蒲田通過。19チームが集団で通過。関東学生連合は59秒遅れで通過

◆16・9キロ地点 青学大・鈴木塁人が先頭集団から抜け出す!

◆17・8キロ地点 東洋大・西山和弥が青学大・鈴木塁人を抜きトップに。東農大二出身の1年生。後続を離し単独トップに

◆19・0キロ地点 東洋大・西山和弥が加速。後続に10秒差をつける。17年インカレで日本選手トップの3位の実力者

◆20・0キロ地点 1位東洋大を追うのは駒大、国学院大

◆中継点 東洋大・西山がトップでタスキリレー。1年生の1区の区間賞は早大・大迫以来。15秒差で2位国学院大、17秒差で3位駒大。青学大は27秒差の5位、神奈川大は29秒差の6位

区間賞は東洋大・西山和弥で1時間2分16秒

(1)東洋大

(2)国学院大 +15秒

(3)駒大 +17秒

(4)日体大 +25秒

(5)青学大 +27秒

(6)神奈川大 +29秒

(7)東海大 +33秒

(8)上武大 +36秒

(9)中央学院大 +37秒

(10)順大 +37秒

一斉にスタートする選手たち(撮影・横山健太)
一斉にスタートする選手たち(撮影・横山健太)
一斉にスタートする選手たち(撮影・横山健太)
一斉にスタートする選手たち(撮影・横山健太)
帝国ホテル前を通過する1区の先頭集団(撮影・横山元保)
帝国ホテル前を通過する1区の先頭集団(撮影・横山元保)
力走する東洋大1区の西山和弥(撮影・鹿野芳博)
力走する東洋大1区の西山和弥(撮影・鹿野芳博)
力走する国学院大1区浦野雄平(右)と駒大1区片西景(撮影・鹿野芳博)
力走する国学院大1区浦野雄平(右)と駒大1区片西景(撮影・鹿野芳博)
鶴見中継所に1位で到着しガッツポーズする東洋大1区の西山(撮影・鈴木みどり)
鶴見中継所に1位で到着しガッツポーズする東洋大1区の西山(撮影・鈴木みどり)

<区間エントリーリスト>

<コース>

<歴代優勝チーム>

<沿道を沸かせた往年の名選手たち/箱根駅伝写真館>

<足袋を履き山を登り、裸足で区間賞/箱根駅伝写真館>