英国のタイムフォームレーティング(TFR=英タイムフォーム社の発表する独自のレーティング)を土台にしたジャパンカップ出走馬の分析を今年も行います。

タイムフォームレーティングは欧米のホースマンに最も信頼されている能力指数ですが、筆者はそのTFRを土台に「牝馬は+4」、「東京競馬場の芝2400メートル」に出走経験のある馬(CD)は+1」、「東京競馬場の芝2400メートルで3着以内の経験あり(P)は+4」を加点して修正値を求めています。


昨年は修正値140で断然だったイクイノックスが優勝。2位タイの131だったリバティアイランドが2着、上から6番目ながら128という高い数値を得ていたスターズオンアースが3着となっています。


【G1ジャパンカップ出走予定馬のレイティング及び修正値】


ドウデュース 125(TFR)+CD+P=修正値130

スターズオンアース 120(TFR)+牝馬+CD+P=修正値129

ゴリアット 128(TFR)=修正値128

シンエンペラー 122(TFR)+CD+P=修正値127

チェルヴィニア 118(TFR)+牝馬+CD+P=修正値127

オーギュストロダン 125(TFR)=修正値125

ソールオリエンス 120(TFR)+CD+P=修正値125

シュトルーヴェ 119(TFR)+CD+P=修正値124

ダノンベルーガ 123(TFR)+CD=修正値124

ブローザホーン 123(TFR)=修正値123

ジャスティンパレス 122(TFR)+CD=修正値123

ドゥレッツア 121(TFR)=修正値121

ファンタスティックムーン 120(TFR)=修正値120

カラテ 117(TFR)+CD=118


【修正値順】

◎ドウデュース(130)

○スターズオンアース(129)

▲ゴリアット(128)

☆シンエンペラー(127)

△チェルヴィニア(127)

△オーギュストロダン(125)

△ソールオリエンス(125)


修正値から導き出された本命はドウデュース。相手はスターズオンアースとゴリアットの2頭、シンエンペラー、チェルヴィニア、オーギュストロダン、ソールオリエンスまでが争覇圏となっています。今年は昨年のイクイノックスのような不動の軸馬が不在で上位混戦ムード。筆者は130のドウデュースから127のシンエンペラー、チェルヴィニアまでの5頭に優勝のチャンスがあるんじゃないかな…と見ています。


(ターフライター奥野庸介)

※競走成績などは2024年11月21日現在