佐々木朗希、メジャー決断の理由明かす「いつ投げられなくなるか…」トミー・ジョンも勧められた
ロッテからポスティングシステムでドジャース入りを決断した佐々木朗希投手(23)が、22日に放送されたNHK「クローズアップ現代」に出演。大リーグ移籍の舞台裏などを語った。
23歳での移籍は、大リーグの「25歳ルール」のため、高額の契約金を得ることができず、マイナー契約からのスタートになる。
早期の決断について「学生の時から、割と早い段階からスピードボールを投げられて、その分ケガと隣り合わせというか、いつ投げられなくなるというか、そういう怖さと戦いながらやってきた」と語った。
ロッテ入団1年目の開幕前。シード打撃に登板時に右肘を痛めた。右肘の肉離れだったという。
「リハビリをしたんですけどなかなか治りが悪くて、病院もいろいろなところに行って。でもなかなか最後治りきらなくて。ある医者にはトミー・ジョンしてもいいんじゃないかとか、プロでまだ1球も投げてない段階で、そういう風に言われて。いつ野球ができなくなるとか、投げられなくなるとか、今出しているパフォーマンスが出せなくなるとか、本当に分からないと思いました」と決断の背景に挙げた。
「1年目の肘のケガがあって、たった1球で覆されてしまう。そういう可能性もあるんだなってことは本当に感じましたし、この先どうなるか分からない中で、(25歳まで)2年待つというよりも今のタイミングでメジャーに挑戦して、成長していくのがベストかなと。うまくいく可能性もあると思いますし、失敗する可能性もあるかもしれませんし、今この決断が正しいか正しくないか、終わって見たときに分かることだと思う」と語った。