佐々木朗希が家族を語る「わがまま聞いてもらって、好きに野球を…」今も岩手・大船渡で毎年自主トレ

ロッテからポスティングシステムでドジャース入りを決断した佐々木朗希投手(23)が、22日に放送されたNHK「クローズアップ現代」に出演。大リーグ移籍の舞台裏などを語った。

早期移籍の決断の背景には「いつ投げられなくなるというか、そういう怖さと戦いながらやってきた」と話した。プロ1年の開幕前、シート打撃登板時に右肘を肉離れし、トミー・ジョン手術を勧められた経験があったことも明かし「この先どうなるか分からない中で、(25歳まで)2年待つというよりも今のタイミングでメジャーに挑戦して、成長していくのがベストかな」と、早期メジャー移籍の要因になったという。

佐々木は小学3年だった11年3月11日、東日本大震災で被災した。父と祖父母、家も失った。母と弟と仮設住宅で暮らした経験がある。今でもオフは地元の岩手・大船渡で毎年自主トレを行っている。

「無理言って練習環境をつくってもらったというか、与えてもらったこともあるので、たくさん支えてもらって、わがままも聞いてもらったりして、好きに野球をさせてもらったり。もちろん家族だけじゃなくて、他にもたくさんそういう人がいて。頑張れる環境というか、それはつくってもらった」と感謝した。