【ソフトバンク】柳田悠岐「うわ、かっこいい」イチロー氏は野球の原点 95年日本Sの姿に憧れ

  • 昼食のうどんを受け取り、笑顔を見せるソフトバンク柳田(撮影・岩下翔太)
  • キッチンカーに乗り、柳田(左)に昼食のうどんを手渡すソフトバンク笹川(撮影・岩下翔太)
  • 打撃練習を行うソフトバンク柳田(撮影・岩下翔太)
  • 柳田(左)が見守る前でフリー打撃を行うソフトバンク笹川(撮影・岩下翔太)
  • ソフトバンク柳田(右)が見つめる前でフリー打撃を行うDeNA梶原(撮影・岩下翔太)
  • ノックを受けるソフトバンク笹川(右)と柳田(撮影・岩下翔太)
  • ノック中に笑顔を見せるソフトバンク柳田(撮影・岩下翔太)
  • ノックで打球を追うソフトバンク柳田(撮影・岩下翔太)
  • トレーニングを行うソフトバンク柳田(撮影・岩下翔太)
  • ノック中に笑顔を見せるソフトバンク柳田(撮影・岩下翔太)
  • 柳田(左)にメディシンボールを投げるソフトバンク笹川(撮影・岩下翔太)
  • メディシンボールを投げるソフトバンク柳田(撮影・岩下翔太)
  • メディシンボールを投げるソフトバンク柳田(撮影・岩下翔太)
  • メディシンボール投げを終え、笹川(右)とグータッチを交わすソフトバンク柳田(撮影・岩下翔太)
  • 自主トレを公開し集合写真でポーズを決める、左からDeNA梶原、ソフトバンク又吉、柳田、笹川、佐藤直(撮影・岩下翔太)

ソフトバンク柳田悠岐外野手(36)が22日、原点ともいえる存在に感銘を受けた。大分・佐伯市内で自主トレを公開。同日に米野球殿堂入りが決まったイチロー氏は野球を始めるきっかけとなった偉人で「雲の上の存在。本当にすごい。刺激とかではなく、いちファンとしてすごいなと思います」と舌を巻いた。

95年、神戸が本拠だったオリックスは阪神・淡路大震災からの復興を目指し「がんばろうKОBE」を合言葉にリーグ制覇。日本一こそ逃したが、ヤクルトと日本シリーズを戦うイチロー氏の姿に柳田少年は「『うわ、かっこいい』って。テレビで見てました」。広島で白球を追いかけるきっかけになった。名実ともに球界のスターになった野球人・柳田のスタートはイチロー氏への憧れだった。

そのイチロー氏に1歩でも近づくべく、今季は2年ぶりの全試合出場を目標に掲げる。37歳シーズンでチーム最年長となったが、まだ老け込むつもりはない。「試合に出続ける。自分に打ち勝っていきたい」。自主トレは朝9時から行うウエートトレーニングからスタート。さらに腕立て伏せ、懸垂、腹筋といった自重トレーニングも毎日100回ずつ行っているという。目指すは「かっこよくて強い体」。昨季は右太もも裏の負傷で52試合出場にとどまった。「けがにビビらず自分を追い込んでいきたい」と本気で肉体改造に励んでいる。

午後のフリー打撃では72スイング中10本の柵越えを披露。最終72スイング目には場外に運ぶ推定130メートル超の特大アーチで締めた。「順調にきてます」。今季は大型7年契約の6年目。「僕もあとちょっとしか野球をやらないかもしれない。残りの野球人生を楽しみながら」。ミスターフルスイングは悔いなくバットを振り続ける。【只松憲】

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