【バレー新時代〈7〉】サントリー204センチ鬼木錬 合う靴なくサッカーから転向

世界最高峰を目指す新国内トップリーグ「大同生命SVリーグ」。高橋藍らが所属するサントリーに、中学時代までサッカーのGKだったという選手がいます。

204センチのミドルブロッカー鬼木錬(24)です。

オリビエ・キャット監督に導かれて、加入2季目で存在感が増しています。

バレーボール

大きな存在感「自分たちのバレーできた」

11月28日。木曜日の夜に、エディオンアリーナ大阪には4487人もの観客が詰めかけた。大阪でのホームゲームは10月14日の大阪B戦以来45日ぶり。待ちわびていた地元ファンの熱も高まっていた。

相手は、同じく大阪を本拠地に置く日鉄堺。それでも、赤いユニホームでハリセンをたたくファンに後押しされるように、終始主導権を握り続けた。第1セット(S)と第2Sをともに17点に抑えて連取に成功すると、続く第3Sは終盤の20ー10の局面から5連続得点。1時間29分で、“大阪対決”を制した。

28日の試合終了時点で、サントリーは9勝4敗の4位。パリオリンピック(五輪)日本代表の高橋藍や小野寺太志に加え、強豪ポーランド代表アレクサンデル・シリフカやロシア代表の主砲ドミトリー・ムセルスキーらトップ選手が集うチームで、頭角を現しつつある男がいる。

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スポーツ

竹本穂乃加Honoka Takemoto

Osaka

大阪府泉大津市出身。2022年4月入社。
マスコミ就職を目指して大学で上京するも、卒業後、大阪に舞い戻る。同年5月からスポーツ、芸能などを取材。