久保凛に託された800mの未来「100年ぶり、その目標を達成するのは自分」

陸上女子800メートルの久保凛(東大阪大敬愛2年)が新春インタビューに応じ、今後の展望を明かしました。24年は800メートルで2分切りの日本新記録を記録するなど躍進。25年世界選手権や28年ロサンゼルス五輪を目標に自身の足で道を切り開いていきます。これまでの歩みと目標を語った一問一答をお届けします。

陸上

2025年の目標を記した日の丸を手に笑顔

2025年の目標を記した日の丸を手に笑顔

駅伝と800、練習はつながるか

―ゴールまでスピードが落ちなくなっていると思いますが、実感はありますか

そうですね。徐々に昨年よりは成長できて。やっぱりラスト…、中学校の頃からラストで負けてしまっていた部分もあったんですけど、徐々に高校1年、2年…って重ねるごとに、ラストの部分で粘って負けずに走ることができているかなと思っています。

―終盤の走りは課題に感じていたのでしょうか

全国に出場するとラストで競り負けて足が動かない状態っていうのが多かったので、高校になって克服できてるかなと思います。

―成長できている要因は、どこにあると感じますか

練習で、しんどい中でもラストをしっかり上げて終わるっていう練習をしてるので。ラスト200メートルであったり、ラストしっかり踏ん張って終わるっていう練習をしているので、その練習が生きているかなと思います。

4年12月22日、全国高校駅伝2区で力走する久保(右)(代表撮影)

4年12月22日、全国高校駅伝2区で力走する久保(右)(代表撮影)

―練習からタイムは意識していますか

タイムは練習の中では特に意識はしてないんですけど、リズムに乗って、ラストでもう1度リズムを上げるっていう走り方をしています。

―高校に入学してから、きついなと感じる練習はありますか

やっぱりポイント練習はしんどいんですけど…、どれがしんどいとかはあんまりなくて、ポイント練習はしんどいかなと思います(笑顔)。

―具体的にはどのような練習ですか

駅伝シーズンになると1000メートルを何本であったり、400メートルをレスト短く何本か走るっていうのがあって。休みがないとしんどいなって思います。

―何本くらい走るのですか

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スポーツ

竹本穂乃加Honoka Takemoto

Osaka

大阪府泉大津市出身。2022年4月入社。
マスコミ就職を目指して大学で上京するも、卒業後、大阪に舞い戻る。同年5月からスポーツ、芸能などを取材。