【高校野球週間リポート6】甲子園の合間を縫って、ナベQ監督代行に会いに京セラDへ

第106回全国高校野球選手権大会、平たく言えば「夏の甲子園」が開幕しました。日刊スポーツも全国の担当記者が関西に集結し、必死に取材します。少しは体重減らしたいなーと思いつつ、舞台裏を週間リポートでお届けします。

高校野球

【8月3日(土)】新大阪まで行かずに名古屋で降り、高速バスで飯田へ

名鉄バスセンターは、名鉄百貨店の3階とか4階をぶち抜いて作られているから、男の子的にカッコイイ。百貨店の〝おなか〟からバスが出発していくのである。ワクワク。

自家製ベーコンおかかおにぎりを食べながら、長い長い甲子園出張へ。新大阪まで行かずに名古屋で降りる。事前予約した高速バスは満車だった。

途中の妻籠宿で降りる人が多い。工事渋滞もあって約2時間半、乗客の半数が終点の飯田駅まで行った。坂と谷と奥行きの街。中央アルプスと南アルプスに挟まれ、このあたりの景観は日本屈指と私は思う。

ドラフト1位候補の宗山塁内野手(4年=広陵)らがいる明治大学が、縁ある長野・高森で夏季キャンプを行っている。

渋滞で昼食もとれずに球場へ。報道対応の女子マネジャーが「良かったらごはん、いかがですか?」と神様に見える。選手たちは日本昔ばなし盛りで白飯をかき込んでいたが、私は「ちょこっとでお願いします」。糖質制限のお年頃である。

と言いつつ、戻った名古屋の夜には「スガキヤ」のフルコースを満喫する。場面場面で方便を使い分けるのが40代だ。

【8月4日(日)】大阪市内のフェスティバルホールで夏の甲子園の組み合わせ抽選会

新幹線でビーアンビシャス、西へ。新大阪駅に着いて、御堂筋線の改札へ続く下りエスカレーターで右に立つことから、関西での3週間がスタートだ。

午後2時、大阪市内のフェスティバルホールで夏の甲子園の組み合わせ抽選会が始まる。地方大会では抽選開始まで30分どころか1時間近くかかる地区もあったが、全国大会の抽選会は開会宣言後にさっそくくじ引きが始まるから熱い。

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1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。