「バレーボール芸人」さとゆり 春高準V→母校で顧問も…突然、お笑いの道へ

バレエ芸人、マラソン芸人、気象予報士芸人…。一芸に秀でたお笑い芸人は数多いが、新たに現れたのが「バレーボール芸人」さとゆり(30)だ。高校時代に春高バレー準優勝、指導者としても母校を同大会に導いた後、NSC(吉本総合芸能学院)に入学。いまではSNSを通じてバレーボールネタを発表し、著書「バレーボール芸人さとゆりのザ!バレーボールあるある」を出版した。

お笑い

◆さとゆり1994年(平6)9月8日生まれ、兵庫県加古川市出身。小2でバレーボールを始め、明石市立魚住中で県大会準優勝、兵庫県代表。氷上高では春高バレー準優勝。愛知学院大でインカレ出場。卒業後、氷上高に教師として勤務しながら、バレー部顧問として春高出場。

その後NSC(吉本総合芸能学院)に入学し(42期)、2020年(令2)芸人デビュー。バレー芸人としてYouTubeやイベント出演を通じ、活動中。今年11月、スポーツウエアブランド・スクアドラのアンバサダーに就任。趣味はバレー、ガーデニング、海外旅行。身長171センチ。

著書「バレーボール芸人さとゆりのザ!バレーボールあるある」が発売中。1月4日、YMITアリーナ(滋賀県草津市)で開催されるSVリーグ・東レアローズ滋賀―Astemoリヴァーレ茨城の試合前イベントにゲスト参加する。

「バレーボール芸人」として売り出し中のさとゆり

「バレーボール芸人」として売り出し中のさとゆり

著書「ザ!バレーボールあるある」出版

「バレーボール芸人」は、まさにバレーボール漬けの日々。YouTubeやTikTokに「バレーあるある」を投稿し、依頼があればSVリーグ(今秋開幕した日本のセミプロバレーボールリーグ)の試合会場で盛り上げ役を務め、著書やグッズの物販も。さらには強豪高校バレー部の練習に参加させてもらう。

さとゆりお笑い芸人なのに、劇場にはあまり出ていません(笑い)。女性芸人が集結する「the W」にもエントリーしませんでした。NSCを卒業して芸人デビューしたのが2020年(令2)。コロナ真っ盛りで仕事はろくにないし、自分にできることは何か、と考えて「バレーボールあるある」をSNSに投稿したのがきっかけでした。

著書「バレーボール芸人さとゆりのザ!バレーボールあるある」は、選手ならではの視点から書いた「あるある集」。一例をあげれば「ラインギリギリに打たれて取れなかったとき、とりあえず『アウト!』って言う」など、バレーボール経験者なら「その気持ち、分かる!」「私もそうだった!」と思わずヒザを打つ「あるある」がぎっしり。小2から高校、大学と積み重ねた選手キャリアがあってこその1冊だ。

髪の毛は刈り上げオンリー…

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エンタメ

三宅敏Satoshi Miyake

Osaka

大阪市生まれ。1981年に日刊スポーツ入社。
主に芸能ニュース、社会ニュースの記者・デスクを務める。
2011年に早期退職制度で退社。その後は遊んで暮らしていたが、2022年から記者として復帰。吉本のお笑い芸人などを取材している。
好きなものは猫、サッカー、麻雀、ゴルフ。身長171センチ。