【女と男・市川】そろばんからカッパ捕獲まで…まもなく49個目!の「資格芸人」

これまでにコツコツと取得した資格は、実に50近く。「資格芸人」の異名を取る「女と男」市川義一(44)が、収入アップや人脈の広がりなど、資格取得によるメリット、楽しさ、可能性を1冊の本「『地味な資格』だけで人生は豊かになる」にまとめました。評判は上々。「本を読んだよ、と言ってくれる先輩芸人や後輩もいて、一段と人脈が広がった実感があります。ここまで資格を取るとは予想外だったけど、いいことがたくさんあります」と胸を張りました。

お笑い

◆女と男市川とワダちゃんによって2003年(平15)7月、コンビ結成。09年、上方漫才大賞新人賞ノミネート。カンテレ「よ~いドン!」月曜に出演中。

◆ 市川(いちかわ) 1980年9月26日生まれ、大阪市出身。身長164センチ。 11月2日には「寛平マラソンウオーク&BBQin市川町」が開催される。

まだまだアップデート中

「地味な資格」だけで人生は豊かになる。市川が書き上げた著書のタイトルだ。「地味な」とあるが、取得した資格は、実に幅広い。

ざっと紹介すれば、ファイナンシャルプランナー技能検定3級、漢検(日本漢字能力検定)準2級のような王道モノから、ツアーに添乗できる国内旅程管理主任者、飲食店経営に必要な食品衛生責任者など、その道のプロが持つ資格。

さらにはサウナ・スパ健康アドバイザー、温泉ソムリエ認定者、お好み焼き検定初級、カッパ捕獲許可証…。

「えっ?」と驚いたり、思わず笑ってしまうような資格も少なくない。しかも「47の資格」について本を発表したが、その後「48個目」を取得したという。

市川唐揚(からあげ)検定というのがありまして(日本唐揚協会主催)、この夏に取得したんです。

小学4年生の息子が「何かいっしょに資格を取りたい」と言い出したのがきっかけです。「からあげが好き」ということもあって、じゃあ唐揚検定だ、と。ウェブで試験を受けて、無事に親子で合格しました。こうして家族の絆を確かめることもできて、資格には感謝するしかないですね。

「ウオーキングアドバイザー」は受験済み

さらには、ウオーキングアドバイザー(日本生活環境支援協会主催)の試験も受験済みで、合格発表の時を待っている。

ちょうど、先輩芸人のメッセンジャーあいはらがファン対象のウオーキング大会の開催を宣言しており、実施の折には専門家として参加する運び。このように取得した資格が仕事に直結するケースも多い。

サウナ・スパ健康アドバイザーとして、サウナのなか、腰にタオルを巻いてネタを披露したこともあった。サウナの熱気で市川も、客もふらふらになったが、めったにない貴重な経験だった。

ラグビーC級レフェリーを取得する際は、大阪・金光藤蔭高校のラグビー部に通い、選手たちの中に入って経験を積んだ。

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エンタメ

三宅敏Satoshi Miyake

Osaka

大阪市生まれ。1981年に日刊スポーツ入社。
主に芸能ニュース、社会ニュースの記者・デスクを務める。
2011年に早期退職制度で退社。その後は遊んで暮らしていたが、2022年から記者として復帰。吉本のお笑い芸人などを取材している。
好きなものは猫、サッカー、麻雀、ゴルフ。身長171センチ。