【150秒の青春】帝京大Buffalos驚異の281.0点V~完璧演技で3冠達成

<チアリーディング・第36回学生選手権大会>◇最終日◇12月22日◇高崎アリーナ

帝京大Buffalosが3連覇を達成した。ディビジョン1競技女子部門でほぼ完璧な演技を披露。驚異の281・0得点を記録した。世界大学選手権を制し、ジャパンカップとインカレで日本一。2位は梅花女子大、3位は日体大だった。

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【第36回学生選手権大会】

★ディビジョン1総合優勝 帝京大Buffalos

★ディビジョン2総合優勝 日体大VORTEX

〈ディビジョン1 競技部門女子 上位成績〉

優勝 帝京大Buffalos 281.0

準優勝 梅花女子大RAIDERS 236.5

ディビジョン1で準優勝の梅花女子大(撮影・たえ見朱実)

ディビジョン1で準優勝の梅花女子大(撮影・たえ見朱実)

3位 日体大VORTEX 236.0

ディビジョン1は3位、ディビジョン2で総合優勝した日体大VORTEX(撮影・たえ見朱実)

ディビジョン1は3位、ディビジョン2で総合優勝した日体大VORTEX(撮影・たえ見朱実)

ジャパンカップ上回る得点
ほぼノーミス!努力の結晶

輝くマットがそこにあった。

それはBuffalosのための舞台だった。

手をつなぎ、目を閉じる。

全員が信じた。

自分たちを、仲間を。

これまでの努力の成果を。

輪がとけると、キャプテンの關川杏(3年)は右手で自分の胸をトントンとたたいた。

16人がマットの散らばっていく。

大会最終日、最後の演技。大観衆が帝京大の登場を待っていた。

一瞬の静寂の後に、始まる。

それは日本一への扉を開く150秒だった。

【帝京大 優勝メンバー】

〈4年〉 疋田天希(千葉明徳)、小松海亜、高松充嬉(箕面自由学園)

〈3年〉 關川杏、大谷夏菜、今野咲奈、清本梨帆(箕面自由学園)

〈2年〉 梅澤聖奈、梅木めぐみ(箕面自由学園)

〈1年〉 太田夏鈴(目白研心)、朝倉風菜、清水琴美、横瀬日向子(千葉明徳)、関いこい(箕面自由学園)、金城夢乃(梅花高校)、鳥羽天寿(正智深谷)

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編集委員

益子浩一Koichi Mashiko

Ibaraki

茨城県日立市生まれ。京都産業大から2000年大阪本社に入社。
3年間の整理部(内勤)生活を経て2003年にプロ野球阪神タイガース担当。記者1年目で星野阪神の18年ぶりリーグ制覇の現場に居合わせた。
2004年からサッカーとラグビーを担当。サッカーの日本代表担当として本田圭佑、香川真司、大久保嘉人らを長く追いかけ、W杯は2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会、ラグビーW杯はカーワンジャパンの2011年ニュージーランド大会を現地で取材。2017年からゴルフ担当で渋野日向子、河本結と力(りき)の姉弟はアマチュアの頃から取材した。2019年末から報道部デスク。
大久保嘉人氏の自伝「情熱を貫く」(朝日新聞出版)を編集協力、著書に「伏見工業伝説」(文芸春秋)がある。